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(無料記事)【はじめに】お読み下さい

(約 4,700文字の記事です。)2023/08/18 更新。

このマガジンはBlender用アドオン「RetopoFlow」の使い方の解説集です。

2023/01/18 本日、全ての記事を最新のVer.3.2.9に対応させました😊
改訂完了です!

RetopoFlowは、Zbrushなどのスカルプトツールで作り上げたハイポリメッシュをローポリメッシュにするための半自動リトポツールです。

目次

更新履歴

2023/06/29  この記事をメンテ。
2023/01/18 全ての記事を最新のVer.3.2.9に改訂完了。
2023/01/10 今日現在の最新のVer.3.2.9に合わせて全記事のメンテを開始。(現在メンテナンスを実行中です。)

古い更新履歴

2021/07/23 今日現在の最新のVer.3.2.0に合わせて全記事をフルメンテ。
2021/07/19 当マガジンの読み方を追記。
2021/07/07 開発への貢献度の高さアピールを追記(笑)
2021/02/24 Ver.3.1.0公開に伴う追記。
2021/02/17 執筆済みの記事をフルメンテナンス。

RetopoFlowの改善に大きく貢献しています

実際にVer.3.0.0から今日現在までのRetopoFlowの新機能の9割は私から開発者へ働きかけて実装してもらいました。(他の1割程度が、私が見知らぬ改良ということです。)

つまりRetopoFlow 3の進化の9割は私から開発者への情報提供がきっかけになっています。これは自信を持って言えます。

頑張ったことは謙遜しません!(笑)

無料でRetopoFlowを利用している皆様におかれましては、どうか今後もRetopoFlowの改善やバグ報告を継続できるように、そして今後も日本語による解説を継続するためにも、是非とも有料マガジンの購入によってご支援して下さるようお願いいたします。

大和 司

過去の全記事をVer.3.2.9に対応完了

2023/01/10から全ての過去記事をVer.3.2.9に対応させるようにフルメンテを開始。というのも、最終メンテから2年近く経ち、UIなども変わってきたため、記事の内容が現在の最新版に合わなくなってきたためです。

通常はフルメンテはしないのですが、さすがにこの記事の価値を保つためには記事全体の修正が必要だと感じました。

また過去の小アプデによる「今ではどうでもいい情報」も記事の中にあることが気になりました。ユーザー目線で考えると「要するに今のバージョンではどうなんだ?」これだけが知りたいはずです。ですから大幅刷新することに決めました。

なおスクショ画像については執筆当時とVer.3.2.9とで大きく変わらない場合、特に説明しようとしている項目が既に画像内にある場合には過去の古いスクショ画像を流用します。またその場合も毎回断り書きはしません。ご了承下さい。

書籍のように完全にスクショ全部を新規で3.2.9用で作り直すことは労力の割に伝えたい情報の価値が高まらないため、そこは手抜きさせて下さい😊

また、この記事の改訂中にもいくつかバグを発見したため、開発者のジョナサン氏に問い合わせました。結果として次のVer.3.3.0で修正されました。

最初に流し読みして下さい

例えばRetopoFlow Ver.3.0.2ではできなかった不便なことがVer.3.1.0でできるようになっていたりするので、まずは全体の記事をざっと流し読みした後で、再び下の記事から順に手を動かして理解して下さい。

これは一般的にアドオン開発ではよくあることなのです。
古いバージョンで、つまり執筆済み記事の前半戦でぐりぐりとやったチカラ技が、アプデ後の後半戦ではワンクリックになっていた、ということ。

なので最初にざっと流し読みし、追記コメントで「後半で後から楽にできるようになりました」などという部分は序盤では深入りせずに作業を進めるなど工夫すれば、効率的に学習できます。

あるいは、前半で、苦肉の策で色々やっていたことが後半でアプデによってボタンワンクリックになっていた、ということもあります。なので、その情報の取捨選択のためにも、まずは全体を「ただ流し読みするだけの通読」で最新記事までざっと流し読みして欲しいのです。

情報の追記や更新についての注意事項

2021/07/19 追記
情報が蓄積されるにつれて、過去の全ての記事を常に最新版に対応するように更新することはかなりの負担になります。無理です。それをカットし、過去の情報の更新よりも最新の記事の作成を優先しております。結果、新たな読者様におかれましてはまずはマガジンを1回通し読み(通読)して下さい。お手数をおかけいたしますが、ご理解の上、何卒よろしくお願いいたします。

過去にできなかったことがアプデでできるようになった、ということを、過去の記事にさかのぼって毎回修正することは手間が膨大すぎるのでカットし、代わりに通読で「最新情報ではこうなっている」という知恵を得ていただいた上で、2周目で本格的な(手を動かす)学習に入って欲しい、ということです。2周目の学習開始時に、
「あ、これは後のアプデであのボタンワンクリックになったんだったな。」
と思い出していただければ、学習の序盤(古い情報)で紹介されていたチカラ技での(無駄な)試行錯誤が「学習開始段階で」不要になる、という意味です。

これは、過去の膨大な情報のパーフェクトなメンテを捨ててでも最新情報の発信に注力した結果の代償ですのでご理解下さい。

このマガジンは公式情報やYouTube動画とどう違う?

公式チュートリアルやYouTube動画を見て実際にリトポしてみて下さい。すぐに詰まります(笑)RetopoFlowは開発されてから6年以上も経っており、開発者からすれば「もう当たり前の操作」について、解説を省略しています。ですがそういうところが重要なのですが、どこにもその情報がない(笑)なので日本語でそういう記事を作りました。

またこの記事作成及びメンテナンスの過程において、RetopoFlow利用者にとって分かりづらい点を開発者にレポートとして報告しています、英語で。またバグ報告なども積極的に行っています、英語で(笑)

当マガジンの購入によってそれらの活動をサポートできます。

過去の実績として、2021/02/17当時で既に3つ以上の機能についての改善の約束を頂きました。2023/06/29現在までだと恐らく9つ以上の機能改善を実装して頂いております。リクエスト総数はもはや正確には覚えていません。
(とにかくバグだと思ったとき、使いにくいと思ったとき、即座にジョナサン氏にメッセージしているためメッセージ総数を正確にカウントしていません😱)

逆に公式チュートリアルやYouTube動画を見れば分かる内容はかなり簡潔に書いています。(それらを見なくても実践できる程度には書いてあります。)

そして目玉情報としてはやはり、公式チュートリアルやYouTube動画にはない実践的な使い方のノウハウです。ここには自信があります。

多分日本中を探してもこれだけRetopoFlowについてまとまった日本語の情報源はないと思います😊

恐らくはこの記事を読んでいる段階で、リトポに興味があるか、トポロジ制御の重要性に気がつき始めた人だと思います。是非とも購入をご検討ください。

手動リトポは面倒くさい!だが半自動ならば楽しい

プチプチと1面ずつ張ることもできるけれど……。

3DCGのソフトによってはおまけで手動リトポ機能がありますが、1つの四角面を1つずつ張っていたら夜が明けます。面倒だし、つまらない

全然楽しくない!

ですがRetopoFlowでサクサクと面を張り、イメージ通りの理想的なエッジラインが出来上がっていく様子は、楽しいのです!

数秒の作業で一気に面張りが終わる快感♪

後は実際に触ってみてください。本来は約86USドル=約12,000円ほどする有料アドオンですが、開発者公認の方法で無料で利用することができます。もちろん本マガジンにその方法を収録してあります。

このマガジンの記事も執筆当時は無料版を使って執筆しています(もちろん有料版も購入済みですが、動作確認を兼ねて無料版で作業しました。)

なお、Ver.3.1.0の紹介記事以降は有料版を使っています。機能に違いが感じられなかったため。なので有料版と無料版との違いの検証はVer.3.1.0で打ち切りました。

よいトポロジの作り方の解説はありません

このマガジンではRetopoFlowというアドオンの使い方の解説書であって、トポロジの作り方・構築のセオリーなどは解説しません。それは各自で書籍などを使って学習して下さい。

というのも、トポロジに絶対的な正解はありません。各自の目的に沿った「最良のトポロジ」は、クリエーターごと・業界ごとにセオリーが異なるので、各自で判断して自由に「理想のトポロジ」を作り上げて下さい。

リグモーションありのキャラクターのトポロジと、フィギュア造形などの固定ポーズ立体造形の「作業効率化のためのトポロジ」は、全く異なります。各自で「最も欲しいメッシュの流れ」を実現させればそれでいいと思います。

【最後に】形作りとトポロジ作りの重要性

スカルプトで形の修正を1回もすることなしに造形ができますか?不可能でしょ?修正技術がとても重要です。

トポロジについても同様です。最初のトポロジを一切変更すること無しに造形が完成しますか?無理でしょ?ディビジョンレベルを上げるよね?もう既にトポロジが変わります。では「最初から」完成状態と同じハイポリメッシュで造形を開始しないのはなぜ?それはずばりハイポリが扱いにくいことを体で知っているからです。

だから最初はローポリで、徐々にハイポリ化していっちゃうのです。。。

そう、実は気付かないうちに「造形しながら最適なトポロジを求めていた」のです。

ならばトポロジを変更する技術もまた、スカルプト造形力と同じくらい大切だと思いませんか?

RetopoFlowはBlender Marketで86ドルで販売中ですが、実は開発者公認の無料でRetopoFlowを利用する方法があります。Blender+RetopoFlowで無料でリトポの扉を開けることができます。次の記事でご紹介します。

今までZbrushオンリーだった人や、これから3DCGを始めようとする人にも、是非とも早い段階からリトポの重要性とリトポ後のトポロジで作業を続けることの重要性を理解して頂きたいと思っています。

私自身がZbrushから3DCGに入り、リトポを避けてハイポリ造形でごり押しした経験からもはっきり分かります。リトポを避けてもいいことがないばかりか、視野が狭まって「3DCGで形を作ること」の本質を見落としがちになりました。

3DCG造型においては形を作ることと、トポロジを制御することは、2つでワンセットの重要な技術です。ですがそのことを強調した情報をあまり見かけた覚えがありません。

どうかこのマガジンが多くの3DCGクリエーターのお役に立ちますように。

気に入った人は是非とも購入をご検討ください。

大和 司

この記事は以上です。

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