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(約 6,600文字の記事です。)
![画像16](https://www.yamato-tools-3d.com/wp/wp-content/uploads/note2nd/n97df91559c8e_picture_pc_509852d747922c6e68c26498bf6f450d.jpg)
Zbrushにはリグ(ボーン、アーマチュア)という概念がない。なのでBlenderでは簡単にできる「リグ入りモデルをリグでポーズ変更させる」ということはZbrushではできない。
だが、GoBアドオンの作者であるKromar氏ことダニエル氏と協力してバグ取りすることで、Zbrush上のメッシュをBlender上のリグでいつでもポーズ変更できるようになった。しかも数クリックで!
つまり、Blender上でTポーズ+リグ入れをしてポージングを付け、Zbrushに戻してスカルプトし、スカルプト中にポーズの修正が必要ならばすぐにBlenderに戻してリグをちょっとドラッグするだけでポーズを変更可能。その後再びZbrushに戻してスカルプトを再開できる、という夢のワークフローがついに実現された。
時系列的に直列なUndoによるやり直しとは決定的に異なる。スカルプトを進めていてもZbrush上での作業を無駄にすることなくポーズだけを後から変更できるのだ!しかもリグ変形なので早い上に角度調整の試行錯誤&観察を簡単に繰り返せる。ようやく実現できた。
もちろんいくつかの技術上の制限によりパーフェクトな実装ではないが、現実的にフィギュアをポージングして完成させるというワークフローにおいてはほぼ問題ない使い勝手となっている。
詳細な手順は以下の通り。
ただし前提としてBlenderで自力でリグ入れ、ウェイト調整(あるいは自動ウェイト設定)ができる知識があること。それらについてはBlenderの使い方になるので解説しません。
各自情報収集したり書籍で学習したりして自己解決して下さい。それらができることを前提として、Zbrush上のメッシュをBlender上でリグ入りモデルとしてポーズ変更する手順について解説しています。
*更新履歴
2020/12/29 GoB Ver.3.3.8用に記事を改訂。
2020/06/19 GoB Ver.3.3.9安定版リリースに伴う情報更新。修正されたバグなどに関する対処方法の削除。他、GoB差し替え方法の追記など。
2020/06/09 GoB入れ替え手順を追加。(上記に伴い更新されました)
*動作確認環境
Blender 2.91.0
GoB Ver.3.3.8 安定版
Zbrush 2021.1.2
GoB Ver.3.3.8 安定版のDL先はこちら。
![](https://booth.pximg.net/c/620x620/50279b3d-2898-4db5-91aa-2ecfc4a06683/i/2078171/019a7629-67a3-49a4-8b16-ef44c1ab4a84_base_resized.jpg)
以下、手順です。