Vボタン管理ツール Ver.1.2.0の更新内容
【Vボタン管理ツールの更新情報】
Ver.1.0.0からVer.1.2.0にアップデートしました。サブツールとフォルダのコピペ機能が実装されました。
変更内容
サブツールとフォルダのコピペ機能が実装されました。
他、V1~V8ボタン(以下Vボタン)のコピペ操作ボタンの先頭にVnという文字を追加しました。以下のフォルダやサブツールのコピペボタンと区別するためです。
主な追加内容
Vボタンとは無関係に、サブツールのコピペやフォルダを丸ごとコピーして他のツールにペーストする機能を実装しました。この機能はZbrush純正のコピペボタンやサブツールマスターのフォルダのコピペ機能がありますが、Vボタンの可視状態の制御に難がありました。
ですが当プラグインのコピペボタンを使うことで、ユーザーにとって「ごく普通に」他のツールから別の他のツールの任意のVボタンにコピペできるようになりました。
当プラグインでは何をコピペしてもVボタンのサブツールの可視状態が変更されません。
サブツールやフォルダのコピー&ペーストボタンの実装
①のF/SubTコピーボタンは、現在選択中のサブツールを含むフォルダ(Folder)またはフォルダに入っていないサブツール単体(SubTool)をコピーします。もし選択中のサブツールがフォルダに含まれている場合には以下のように選択ダイアログが表示されます。
フォルダごとコピーするか、選択中のサブツールのみをコピーするかを選ぶことができます。
もし選択中のサブツールがフォルダに含まれていない場合にはこのダイアログが出ずにそのままコピー準備が完了します。
コピーしたらペーストするまでサブツールの並び順を変えないこと!
フォルダまたはサブツールのいずれの場合でも、コピーボタンを押したらペーストボタンを押すまでサブツールの並び順を変えてはいけません。もしペーストするまでの間にサブツールの並び順を変えると、正しく動作しません。これは仕様です。
コピーしたあとはペースト先の任意のツールを選び、ペーストしたい場所のサブツールを選んでF/SubTペーストボタンを押せば、選択サブツールの下にペーストされます。
フォルダをコピーした場合にはフォルダとサブツールがペーストされますし、サブツール単体をコピーした場合にはサブツール単体のみがペーストされます。
ペースト動作はコピーされたものがフォルダかサブツール単体なのかを自動で判別するので、ユーザーは「コピーしたものが貼り付く」と覚えておけばいいので楽です。
Ctrl + (C, V)のホットキー割り当てがオススメ
F/SubTコピーボタンにCtrl + Cを、F/SubTペーストボタンにCtrl + Vを割り当てる事をオススメします。
既存のVボタンの可視状態を変更することなくペーストされる
①のF/SubTボタンでコピペすると既存のVボタンの他のサブツールの可視状態を変えることなくペーストされます。これがとても重要です。(試しにZbrush純正のコピペやサブツールマスターのフォルダコピペ機能をお試し下さい。)
サブツールのブーリアン属性もペーストされる
フォルダでもサブツール単体のコピペでもブーリアン属性などが維持されます。
サブツールの可視状態の他にもブーリアン属性(加算、減算、交差、START)もペーストされます。もちろんフォルダの可視状態もペーストされます。(ペーストされないのはポリペイントの筆アイコンの状態のみです。これは仕様です。)
選択ダイアログの回避
①のボタンではサブツールがフォルダ内にあるときは必ず選択ダイアログが出ます。
そこで②のボタンを利用することで明示的に「フォルダをコピー」するか「サブツール単体をコピー」するかを選ぶことができます。これは例えばCtrl + Shift + Cなど別のホットキーを割り当てることで、ユーザーがホットキーでフォルダコピーかサブツール単体コピーかを選ぶことができます。こうすることでダイアログなしに素早く任意の対象をコピーしてペーストすることができます。

②のボタンは色々な思考のユーザーに合わせた対応です。個人的には①のボタンでも十分便利だと思っていますが、念のため実装しました。
ペーストボタンは共通
どのボタンでフォルダをコピーしてもサブツール単体をコピーしても、ペーストボタンは1つでOK。コピーした内容が自動で貼り付けられます。この実装によりペーストボタンの数を減らすことができました。結果、ホットキー1つでコピーした内容をペーストできます。
その他の追加内容
③のボタンで当ページをブラウザで開くことができます。他にもバージョン番号を確認できます。
【まとめ】フォルダやサブツールコピペ機能の実装
今回のアプデの目玉はフォルダやサブツールのコピペ機能の実装です。既存のVボタンの可視状態に干渉することなく任意のフォルダやサブツールをコピペできるようになりました。地味ながら強力な機能です。
これらの機能は実際に体験してもらったほうがより分かりやすいと思っています。近日中に機能制限版の無料の体験版を公開する予定です。
今回のアプデ情報は以上です。